6 月 20 日夜、sorane.dev を本番 URL に据えた。それまで技術検証よりだった TypeScript 版 SSG を、npm で入れてビルドできる製品として公式サイトに載せる——その一点から、昨日から今日にかけて一気に動いた。

製品サイトを立ち上げた#

まず手を付けたのは「ドキュメントだけの入り口」からの脱却だ。

  • sorane.dev を Cloudflare Pages に接続し、リポジトリ内の website/ を dogfooding した
  • ドキュメント向けのサイドバー・目次・ページャーを整備し、機能 ページでプロダクトの全体像を説明した
  • ヘッダー検索と リリースと配布サプライチェーン を追加し、「どう使うか」「どう配布しているか」まで一続きの導線にした

トップはいきなりマニュアル一覧ではなく、製品の顔として機能するようにし始めた。今日からはトップのニュース欄でこうした更新も追える(この記事が最初の一本だ)。

v0.4.0 — 軽量とフルの住み分け#

開発の山は v0.4.0 のリリースにある。

  • preset: blog … 小さなサイト向けの軽量出力(HTML + feed + sitemap)
  • preset: okf-site … sorane.dev 相当の機械可読出力(catalog.jsonldllms.txt、OKF bundle など)
  • 検索は @sorane/search をオプション化し、コア CLI だけでもビルドできる形に整理した

「ブログだけ欲しい」と「行政・オープンデータ向けのフル OKF」が同じエンジンで選べるようになったのが、いちばん大きな製品上の変化だと思う。詳細は リリースノート設定(YAML) に書いてある。

OKF 0.3 とオープンデータまわり#

並行して、OKF 0.3 の実装を進めた。

  • dataset / reference / glossary / faq などのページ型と JSON-LD
  • catalog-dcat.jsonld による DCAT-AP 出力(ポータル連携の足がかり)
  • ディレクトリにページが複数あるときの index 自動生成
  • EU data-theme コードの warning(未知コードだけ通知、自由タグは許容)

data.europa.eu や CKAN への載せ方は Open Data Portal 連携 にまとめた。日本の公共データポータルとの距離感や、メタデータだけを送るハーベストの話も、この数日で整理した。

図表・エクスポート・インポート#

製品サイトの読みやすさのため、図表まわりにも手を入れた。

  • Mermaid は sorane.dev では client モード(CI に Chromium 不要)
  • D2 / Graphviz のビルド時 SVG、PDF 向けの図の事前レンダリング
  • Pandoc 経由の docx / PDF エクスポート、WordPress やはてなダイアリーなどからの import アダプタの追加

いずれも「同じ Markdown から、人間向け・印刷向け・移行向けに出し分ける」ための足場だ。

ライセンスとサイトの在り方#

製品ドキュメントのライセンスをどう示すかも議論した。

  • ソースは従来どおり MIT
  • サイト全体も MIT とし、site.license でフッター・JSON-LD・llms.txt に反映する
  • 著作権年は copyright_since: 2023 とビルド年から自動で 2023–2026 のように表示する(リポジトリ初出に合わせた 2023 年)

オープンデータ利用者向けの datasetlicense:(PDL や CC-BY など)とはレイヤーを分ける、という整理だ。ライセンス ページに書いてある。

これから#

sorane.dev 上に プロダクトブログ を置くことにした。別ドメインではなく、ドキュメントと同じサイトに載せる。バージョン告知や設計の背景はここに、手順や仕様はこれまでどおりドキュメントに——という住み分けだ。

次のリリースや大きな機能の話も、このニュース欄から続ける。feed.xml も更新対象になる。